山梨と宝石「日本の神々『コノハナサクヤヒメ(木花佐久夜毘売)』2」45
ところで、ある日、海彦・山彦兄弟は猟具を交換してヤマヒコは魚釣りに出かけるも兄の釣り針を失くして途方に暮れているとシオツチノカミ(塩椎神)から、海底の宮殿に行くように言われさっそく赴く。そして海神のオオワタツミ(大綿津見神)と、ヤマヒコを見るなり結婚を決めた娘のトヨタマヒメ(豊玉姫)に歓迎され、なくした釣り針を探し始め、咽喉に釣り針が引っかかった鯛がいたので調べると兄のものだった。ヤマヒコは数年間そこに留まってから釣り針を返しに行くもウミヒコの怒りは収まらず、兄に呪いをかけて屈服させた。その後、トヨタマヒメは、地上での出産を覗くなと告げるもヤマヒコが禁を破ったので、ウガヤフキアエズノミコト(鸕鶿草葺不合尊)を生むと海に去った。その妹タマヨリヒメ(玉依姫)により育てられ成人したフキアエズは、なんと叔母であるタマヨリヒメを妻にして4人の子をもつ。そしてその内のワカミケヌノミコト(若御毛沼命)は神話上の初代・神武天皇となる。ちなみに、韓国の古代史によると伽耶国の本家は上伽耶で「ウガヤ」を称する。またその名があるのは、神武の王朝が天つ神の系譜のなかでも最高の血筋であり『東日流外三郡誌』『竹内文書』によると、神武王朝以前にウガヤ王朝が七十三代続いていたという。
さて、(株)クロスフォーから木花佐久夜毘売をイメージしたペンダント花雫(HANASHIZUKU)がでた。
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