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ある日のこと、元World Trade Centerに行ってみようと電車に乗り込んだ(むろんローカルであることは確認)。すると、目的地を通り越し、アッという間にブリッジを渡りブルックリンに。スカイブルーの空にマンハッタン特有の高層ビルディングが視界に広がり、ちょっとした観光気分に(笑)。橋を歩いて戻りながらムービーでも撮るかなんて、呑気にコウソウをビルトしたのも束の間。あれよあれよという間にマンハッタンから遠ざかり、同じニューヨークかと思えないほど廃れた、冷たい空気のよどむトンネル内のホームに到着した。その中に溶け込みそうなローカルの人たちがポツリポツリと見えたとたん、足早く逆のホームへむかっていた。
やっと目的地の元World Trade Center前に到着。忘れてはならない悲惨な汚点がどのくらいか、この広大な土地に匹敵する大きさだと感慨深く思いきやすでに、悲劇のトゥインを追い越すくらいの新参者が頭上にそびえているではないか!
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