天秤宮(てんびん座)とインディゴライトトルマリン(電気石)
トルマリンは鉱物名で、スリランカのシンハラ族の言葉トルマリ(宝石の砂礫’Turmali’ )に由来する。この石は、天然の電磁気作用があることから和名は「電気石」で、極性を調整して地球のバランスをとる一方、磁気ネックレスが磁場の作用で私たちの体液や血液のイオン化を促進して新陳代謝の効率を高めるのと同様な働きをする。さらにスピリチャルなシールドとして、目的に向かって行動することを邪魔する要素を排除するといわれ万人に慕われてきた。
トルマリンのなかで宝石となるのは、主に多彩な色相をもつエルバイト(リチア電気石)グループ。現代鉱物学が発展する18世紀までは彩色法に基づき、この石の青や藍色(インディゴライト)はサファイア、緑色はエメラルド、赤色(ルベライト)はルビーなどと同一視され、何世紀にもわたり人々に愛されてきた。近年、少し緑かかったネオンブルーの南国の海の色を思わせるパライバ(ブラジルのパライバ州で採取されたことで命名)が発見され、希少性が高く人気もある。なお、バイカラーの長い結晶を輪切りにした、中心はピンクでふちは緑色のウオーターメロンは有名だ。
金星を守護星にもつ天秤宮は、黄道12宮のなかでもバランス感覚と美的センスが秀で社交的。また、分析力や正確性が必要とされる仕事でかなり力を発揮する。かたや相手やその場の状況を表面上の調和を重んじて秤るから後日トラブルが生じやすい。インディゴライトの保有するパワーは、青色の属性をもつ天秤宮の良いエネルギーを増幅し、周囲を幸せに導く本質的な調和を教えてくれる最強の守護石だ。