縁起物と宝石「龍とタイガーズアイ」1
話は変わるが、その年の干支を部屋に飾ったり持ち歩くことは福を招き、無病息災や厄除け祈願の意味があると同時に年神さまをお迎えするという意味もこめられていることから、年始に神社仏閣へお参りに行くとその年の干支にちなんだ縁起物が並ぶ。なかでも十二支の辰(龍)はもっとも縁起の良い干支と言われており、さまざまな願いを叶えてくれるだけでなく「昇り龍」といわれるようにあらゆる物事を上昇させ、いい方向へ導いてくれる力があるとされている。さらに、十二支のなかで唯一の空想上の生き物である龍は、中国では古来より権力・隆盛の象徴として親しまれてきた。そのラッキーアイテムを気楽に求めることができて身に付けられるのは、水晶とタイガズーアイによるブレスレットやブローチなどだ。その2つの宝石の組合せはとても相性が良く、とくに金運が高くなるといわれる。和名を虎目石というタイガーズアイの最大の特徴である名前の由来は、研磨すると光の反射によってきらめく「シャトヤンシー(光線狀)」で、金褐色の細かい縞模様が虎の目の虹彩を思わせることからきている。ところで、この石はシリカ酸塩鉱物である石英(クオーツ)を主成分とする水晶の仲間でもあるのだ。
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