巨蟹宮(かに座)とムーンストーン(月長石)

ムーンストーンの語源は、ギリシャ語で月を意味するセレニテス(selenites )。この石の放つ閃光(幻想的な波打つような光の揺らめきで、それが青色だと価値が上がる)は、カボションカット(丸い上面と平らな底面)に研磨すると現れる光学的効果のひとつで、この石を構成している正長石と曹長石(花崗岩のおもな成分)の微細な互層構造により生じる。ミスティカルなイメージのムーンストーンは、アール・ヌーボーからアール・デコにかけてのジュエリーの絢爛期に用いられ大変流行した。
巨蟹宮(かに座)は自分の世界、ヴィジョンをしっかりと持つマイペースな人が多く、直感が鋭く周りに対して繊細できめ細やかな気遣いができる。一方、傷つきやすく、物質や精神面において安定を求めやすく、変動することが苦手といわれる。満ち欠けによって変化する月との結びつきが深いムーンストーンは、巨蟹宮に"諸行無常"を教えてくれる最適な守護石となる。
0 件のコメント:
コメントを投稿