Jewelry sommeliere

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NY州立大学FIT卒業。 米国宝石学会鑑定・鑑別有資格(GIA-GG,AJP)。 CMモデル、イベント通訳コンパニオン、イラストレーターなどを経て、両親の仕事を手伝い十数カ国訪問。現在「美時間」代表。今迄培ってきた運命学、自然医学、アロマテラピー、食文化、宝石学などの知識を生かし、健康で楽しく感動的な人生を描くプランナー、キュレーター、エッセイスト、ジュエリーソムリエール(Jewelry sommeliere)

2017年3月4日土曜日

週刊NY生活No.619 2/18/17' 双魚宮(うお座)とジェダイト(ヒスイ輝石)

              双魚宮(うお座)とジェダイト(ヒスイ輝石) 

   昨年の9月、日本の「国石」が東洋のエメラルドと呼ばれる、地球上の極めて限られた地域で発見されるヒスイに定められた。新潟県の糸魚川市が、世界最古のヒスイ文化圏と判明したからだ。遡ること約4500年前の縄文時代、権力・成功・繁栄を象徴する装飾品、神事物として人びとに愛され生活と密接な関係がありながら、奈良時代に入ると代表的な勾玉を含めそれらが突然姿を消した。その理由はわかっていない。その後、19世紀に入りミヤンマー産のヒスイが中国大陸を経由して日本に持ち込まれ、今でも主流になっている。日本はミヤンマー、中央アメリカに次ぐ世界三大ヒスイ産地にも入る。ヒスイ(jade)は硬玉のジェダイトと軟玉のネフライトの両方の総称として使用される。日本で翡翠=ヒスイと呼ぶのは、色彩に富む、ダイヤモンドを凌ぐ靭性をもつジェダイトを指す。なかでも無処理の極めて透明度の高いグリーンの石は中国語で青々とした竹を意味する「琅玕(ろうかん)」(英語でインペリアルジェイド)と呼ばれ、希少性と価値が高い。

  ヒスイはすべての人に調和する普遍的な宝石で、特に海王星を守護星にもつ水の宮の双魚宮に同調するようだ。そもそも宝石(鉱物)は宇宙で誕生したガイアである地球の一部で、その内に秘める元素は惑星と共鳴する。また、わたしたちがこの世に産声をあげた瞬間から、黄道(太陽の通り道)の12宮(星座)と、それらに影響を与える10の惑星(守護星)から降り注ぐエネルギーにより生命力のパワーを得るという。約5千年前から(発祥はバビロニア説がある)古代占星術により、宝石(星座石)を身に付けることにより、星座の位置が悪いときは気運を補い、良いときはさらに増幅するといわれる。ちなみに、緑色のヒスイは胸腺を強化し魂を浄化してパワーで満たすという。

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